希望の高校に合格するため、小さい頃から塾通いをする子供さんが多いですよね?
中学校に入学すれば、学年の3/4以上の生徒さんが塾に通っています。
右を向いても、左を向いても、どこかしらの学習塾に皆が在籍しており、正直、塾通いをしていないと焦りを感じます。
母親としての愚痴を言いますと、塾にかかる費用は思いのほか、家計を苦しめますよね。
高校受験を終えたら、すぐに大学受験に向けての勉強が始まります。
高校生にも塾通いが必要なのでしょうか?
また、高校での塾費用や選び方など、気になることをまとめてみたいと思います。
高校生に塾は必要?
高校の授業について知っておかなくてはいけないのが、特に進学校では、予習、復習、課題が毎日山積みです。
また、授業の進度が半端なく速いので、日々の自学だけでも数時間を要します。
学校の先生曰く、これらを毎日こなしていけば相当な学習量となるので大学受験には十分対応できるとのこと。
中学校3年間、また高校受験で少なくとも自学方法を学んでいるはずですので、高校入学後の自学管理がどこまでできるのか?を確かめてみるのはとても良いことだと思います。
まずは、高校に入学して自己管理がどこまで可能なのかを確認されるのも良いと考えます。
自己管理がしっかりとでき、各教科の疑問点を自分で解決できる学生さんには塾は必要ないのかも知れませんね。
以下のような高校生もいらっしゃいます。
我が家の子どもは塾にいきませんでした。学校で、質問したり、家庭学習をしたり。
子どもは、それぞれ、浪人しないで、国立大学で、ちゃんと就職できていますし、高校の模擬テストでは、東大理Ⅱで、B判定がでていました。
一般にかなり多くの人が、予備校へいってなくては大学受験は厳しいという偏見を持っているようですが、実際はそんなことは断じてありません。
なぜなら、中学と違い参考書は山ほど売られているので、自力でやろうと思ったらいくらでもやれるからです。
(中学生の予備校は売られている参考書が少ないなか、入試向きの教材の必要性から予備校へ行っていたほうが有利ということも確かにあるかもしれません)。
とても理想的ではありますが、全般的にみると自力での学習はなかなか困難なようです。
高校生の通塾率はどのくらい?
では、どのくらいの高校生が塾通いをしているのでしょうか?
調べたところ、あるアンケート調査では
高校1年:16.5%、高校2年:19.7%という結果がありました。
高校受験目前にした中学3年生では60%近くの学生が通塾するということですので、高校入学時に塾を止める学生が多いことがわかります。
一方、ベネッセ教育総合研究所さんの調べでこのような調査結果も報告されています。
偏差値の高い学校に通っている高校生ほど通塾率が高く、偏差値55以上の学校群では39.1%の高校生が通塾している結果となった。
逆に45未満の学校に通う高校生では12.6%と1割程度である。
調査対象生徒、対象地域などの環境によって、通塾の割合も様々だと言えますね。
高校生100%に、塾通いが必要というわけではありませんが。
√ 勉強へのモチベーションを維持したい
√ 行き詰まった時のサポートをお願いしたい
√ 苦手な教科だけを強化したい
√ 受験に向け独自の教材を勉強していきたい
√ 勉強方法のアドバイスをもらたい
などの希望がある場合は、塾通いを必要とするかも知れませんね。
高校生の塾費用はどのくらい?
高校生が通う塾も、様々なスタイルがあります。
- クラス授業
- 個別授業
- オンライン授業
- 家庭教師
- オンライン家庭教師
など。
時代を反映するように、昨年からオンライン塾も一段と増えているようです。
あくまでも参考例ですが、常陽銀行さんがご紹介されていた塾費用(年額)をお伝えいたします。
集団授業
高校での授業と同じように、クラス単位での授業です。
大学生、大学院生もいますが、一般的に各塾の専属講師が授業を行います。
高校1年:441,200円
高校2年:441,200円
高校3年:327,000円(夏期講習・冬期講習冬期直前講習受講料 193,800円)
(対象は英数国3科目で、1年間の授業料のみの平均額です。)
個別指導
集団(クラス単位)ではなく、個別に授業が行われます。
個別指導では、講師の人数が必要となるため、大学生のバイト講師が多くなります。
高校1年:505,440円
高校2年:544,320円
高校3年:583,200円
オンライン(映像)授業
録画された映像をパソコンなどで見ながら授業を受けます。
質問対応をしてくれるのは、大学生、大学院生のバイト講師が多いように感じます。
(費用については、集団授業とほぼ同じです)
家庭教師
個別指導となりますが、家庭教師の場合はみっちりマンツーマン指導となりますので、受講者の希望に沿った内容にできるメリットがあります。
432,000円 ~ 864,000円
家庭教師派遣先で、1時間料金に差があります。
参考費用とはいえ、塾費用だけでも家計に大きく響く金額ですね。
高校生の塾 選び方は?
選び方も、人それぞれでしょうがそれぞれのメリットやデメリットを考えてみましょう。
▶︎ 集団授業
メリット
・学校の授業とほぼ同じなのでリラックスできる
・仲間がいることでモチベーションがアップする
・仲間がいることで勉強に張りがでる
デメリット
・授業内容、ペースについていけない
・まわりが気になって集中できない
・自分の時間で動けない
▶︎ 個別指導
メリット
・マンツーマンなので質問がしやすい
・先生と親しむことで勉強意欲が湧く
・自分のペースで勉強できる
デメリット
・モチベーションアップが難しい
・ペース配分が難しい
・個別授業となっていても掛け持ち指導もある
▶︎ オンライン(映像)授業
メリット
・パソコンやスマホがあればいつでも受講できる
・時間を気にしなくて良い
・メール、チャットでの質問が可能
デメリット
・授業という感覚がない学生さんがいる
・メール、チャットでのやりとりにタイムラグが生じる
・強い自覚が必要
▶︎ 家庭教師
メリット
・苦手部分をじっくり強化できる
・マンツーマンなので集中した学習ができる
・都度、質問が可能
・先生との距離が近いため安心できる
デメリット
・一回の授業が一極集中になってしまいがち
・教科数が多いほど日数が必要
どんな塾を選ぶかは、本人のライフスタイル、性格や、ご家族のライフスタイルに合ったものを選ぶしかありません。
まずは、無料体験を利用して子供さんに「合う」「合わない」を確認されてみると良いのではないでしょうか?
昨今の世の中の状況から、オンライン塾を選ぶ学生さんも増えているようです。
オンラインのメリットとして。
√ 時間に融通が効く
√ 部活で遅くなる学生さんに向いている
√ やる気があればいつだって受講可能
√ 送迎の必要がない
というような点がありますよね。
オンライン塾の無料体験も利用されてみると良いと思います。
大変、個人的な例となりますが、我が家の娘は高校2年生から数学のみ専門塾を受講していました。
他は独学でしたが、長期休みを利用して家庭教師を受講し、わからない教科や部分を集中的に勉強していました。
よければ、参考にされてください。
くわしくは以下の記事に記載しております。
高校生に塾は必要? まとめ
大学受験に向けて、高校3年間通塾するには本人の精神力と塾費用を必要とします。
みんなが行ってるから。
なんとなく塾に通うことになった。
と軽い気持ちで受講するのではなく、本人、ご両親がしっかりと納得できる状態で「塾」での授業を受講できたら良いですね。
そのために、まずは無料体験を利用して本人に合った勉強法や塾を選ぶことから始めてみてください。
3年後、希望の大学に入学できることを心から願っています。
高校生に塾は必要?~ 費用や選び方はどうしてるの?を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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